佐川急便が日航と組み中国物流事業に本格進出

2006年7月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

 佐川急便は日本航空と組んで、来年をメドに中国などアジアへの国際物流事業に進出する。すでに佐川(出資比率55%)、日本航空(同10%)の2社を中心に、三井物産、住友商事、九州航空、琉球通運航空など商社、九州・沖縄の物流業者の出資も仰いだ新規貨物航空会社「ギャラクシーエアラインズ」を設立ずみ。ギャラクシーはまず8月22日から羽田─北九州、那覇空港間の深夜貨物専用便を毎日1往復させ、これまで陸送のため2日かかっていた首都圏・九州間の宅配便を、値上げなしで翌日配達に切り替える。 しかし、国内の宅配便は人口減少などから市場飽和が近づいており、これはあくまで「安全、確実な運航体制の確立」(大河原順一社長)のための助走期間にすぎない。本命は九州から中国への企業物流だ。 自動車の日産やトヨタ、ダイハツ、半導体の東芝、NEC、精密機器のキヤノン、ロボットの安川電機な ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。