小沢一郎の「新たな側近」

2006年7月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]

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 小沢一郎民主党代表の新たな側近に役員室長の細野豪志衆院議員、秘書役の樋高剛前衆院議員が浮上している。 細野氏は役員室長とはいえ衆院当選3回。当選2回の樋高氏も「小沢チルドレン」だが、昨年衆院選で落選し、現在は浪人中。党幹部や所属議員が小沢代表と会う際の「窓口役」にすぎないのだが、小沢氏が相変わらず隠密行動をとることが少なくないことから、その存在感が高まっている。 自民党当時から連絡の取れる少数の議員が自らの思惑も交えて小沢氏の考えを代弁する「側近政治」の傾向が強かった小沢氏。代表就任まで山岡賢次、中井洽両衆院議員らが側近として振る舞い、軋轢を生んだこともあった。 挙党態勢をめざして前原誠司前代表時代の役員をそのまま再任したことから「側近不在」が続いていたが、就任直後、再起をめざして地元活動中だった樋高氏を呼び寄せ秘書役に指名。さらに前原 ………

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