ソフトバンクの「福岡シフト」「震災リスク」回避の狙い

2006年6月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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 ソフトバンクが発祥の地、孫正義社長の故郷でもある福岡県へのシフトが目立っている。一昨年末に福岡が本拠地のプロ野球チーム「ホークス」を買収。これに続いて今年6月には「yahoo! BB」ネットワークの監視・運用センターを北九州市内に開設する。さらに来年4月には福岡市内にソフトバンクグループが中心となって、全講義をインターネットで行う「日本サイバー大学(仮称)」を開校する。 ソフトバンクのこれほどの「福岡集中」はなにゆえか。ホークスについては、ホームグラウンドが福岡にあり、孫オーナーに選択肢はなかった。 しかし、ブロードバンドの監視・運用センターは銀行のシステムセンターと同様のバックヤード施設。すでに東京都内にセンターがあり、「有事に備えて予備を大阪以西に置く必要があった」とソフトバンク側は説明するが、福岡に設置しなければならない理由は見当たらない ………

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