2006年6月号 DEEP [ディープ・インサイド]
2016年の夏季五輪招致をめざす東京都が4月28日、日本オリンピック委員会(JOC)に立候補表明書を提出した。石原慎太郎都知事(73)は、競技場など主要施設を臨海部都有地に建設する構想を発表し、「世界一コンパクトでお金もかからない」とアピール。「地方の時代」「東アジアの融和」を掲げて、すでに立候補している福岡市と一騎打ちになる。両都市は6月末に開催計画書を提出し、8月末にJOC理事らの投票で国内候補が決まる。 石原氏が東京招致をぶち上げたのは、来年4月の都知事選出馬の布石との見方がもっぱら。大手新聞のインターネット調査でも、日本への五輪招致を賛成する人が7割を超え、福岡より東京の人気が高かった。「五輪招致は格好の話題づくり。『石原三選』の大義名分にもなる」(都議会関係者)。五輪国内候補の東京決定で弾みをつけ、来年2月の「東京大マラソン」の直後に出馬表明す ………
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