草川昭三の政界引退で参院公明は深刻な人材難

2006年6月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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 今年8月に78歳となる公明党副代表の草川昭三参院議員が来年夏の参院選を機に政界を引退する。支持母体・創価学会では「参院側の人材不足が深刻だ」(幹部)と、草川氏の後を継ぐ参院公明党の実力者が見当たらないことへの懸念が広がっている。 創価学会員ではない草川氏は76年の衆院選で公明党の推薦を受けて初当選。公明党との共同会派である国民会議に加わり、その後、新進党に参画して国対委員長なども務めたが、2000年6月の衆院選で落選の憂き目に遭った。しかし、翌年の参院選で国政に復帰、参院議員会長として参院公明党を引っ張ってきた。 また、小泉純一郎首相の腹心、飯島勲秘書官と近く、首相官邸と公明党の調整役を果たす一方、参院自民党のドン・青木幹雄参院議員会長とも気脈を通じ、自公連立を下支えしてきた。 来夏の参院選で自公両党が過半数割れすれば、小沢一郎代表率いる民主党 ………

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