池田 守男氏  資生堂会長

「奉仕型リーダー」の原点回帰

2006年6月号 連載 [経営者のひきだし 第2回]

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 米国の指導者研究から生まれた言葉に、「サーバント・リーダーシップ」というのがある。 企業で言えば、第一線で働く社員を営業所や支社が支え、それを本社の事業部門が支え、さらに事業部門を幹部や役員らが支える。そして、社長は最終的に全社、全取引先を支える形で行動する。そんな逆ピラミッドの一番底にいるような「奉仕型経営者」のことを指す。代表的な例が、日本ではこの人だ。 池田守男さん。 資生堂の会長。政治でも、経済でも、長期低迷からの脱出に「上からぐいぐい引っ張っていく」という定番的な指導力が求められてきたなか、異彩を放ってきた。 その池田さんが6月下旬、在任わずか1年で会長を辞め、相談役に退く。異例の人事だ。会社に大きな不祥事でもあったのなら、それもわかる。だが、そうではない。では、先輩の社長OBらの介入か後任社長との確執があったのか。それも違う。 ………

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