アステラス製薬、たわけた「3頭政治」

山之内製薬と藤沢薬品が合併してわずか1年、火種を残す「共同会長制」を強行した。

2006年6月号 BUSINESS

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 4月26日、記者会見に臨んだアステラス製薬の竹中登一社長の表情は憮然たるものだった。昨年4月、山之内製薬と藤沢薬品が合併し、武田薬品、第一三共に次ぐ国内ナンバー3のアステラス製薬(2005年度予想売上高8850億円)がスタートした。そのわずか1年後、合併の一方の立役者で、山之内製薬社長からアステラス製薬の初代社長に転じた竹中氏は会長に退くことになった。後任には、藤沢薬品出身の野木森雅郁副社長が就任する。山之内出身の竹中社長の後釜には、野木森副社長が「たすきがけ」で昇格することがコンセンサスとなっていた。 記者が耳を疑ったのは、合併のもう一方の立役者である藤沢薬品社長からアステラス初代会長に就任した青木初夫氏が会長職にとどまり、竹中氏と2人で代表権を持つ「共同会長」を務めると発表したからだ。 共同会長とは耳慣れないが、例がないわけではない。竹中氏が示 ………

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