「灰色金利」から総量規制に踏み込む「貸金業改革」

後藤田ジュニアが仕切る金融庁懇談会報告。議員立法でどこまで肉付けされるかがカギ。

2006年6月号 BUSINESS

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 貸金業制度改革が灰色金利制(貸金業法43条)の廃止と、それに伴う上限金利の利息制限法レベルへの引き下げを基軸に、二十数年ぶりに大転換されようとしている。これを牽引したのは金融庁の貸金業制度の有識者懇談会。座長は吉野直行慶大教授だが、仕切り役は自民党代議士の後藤田正純内閣府政務官(36)だ。「いったい、いつから『有識者懇談会』は『政策審議会』になったのか」(大手消費者金融幹部)、「供給者(貸金業者)が正式メンバーにいない政策論議が中立性を欠く結果になった」(吉野座長)という不満を尻目に、後藤田政務官は、大声で叫ぶ消費者利益擁護派の声を全面的に受け入れ、慎重審議派を牽制した。金融庁の中間報告は論点併記型だが、後藤田政務官は忠実整理の立場を踏み越えて、流れを決定づけたのである。 このため、3年前の貸金業規制法の強化改正決定以来、虎視眈々と狙って ………

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