経産省次官に北畑産政局長

2006年6月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]

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 経済産業省の首脳人事は、杉山秀二事務次官(昭和46年入省)が退任、北畑隆生経済産業政策局長(47年)の昇格が確実となった。昨年夏の人事は、官房企画室を舞台にした「裏金」問題の監督責任を問われた北畑氏が国家公務員法上の処分を受け、次官に昇格ができなくなったため、幹部人事がほとんど凍結される異例の事態となった。 通常国会開けには満を持した北畑次官が誕生する見込みだ。問題は北畑氏の次の次官レース。鈴木隆史官房長(48年)、望月晴文中小企業庁長官(48年)の一騎打ちとなる。次期次官を狙う最有力ポストは産政局長。裏金問題の処理で危機管理能力が評価された鈴木氏と、中小企業振興に腕をふるう望月氏の評価はほぼ互角。「有力OBが天下りポストの配分を巡り、冷淡な鈴木氏に不満を募らせている」(幹部)との声があり、望月氏優勢との見方も。 仮に望月氏が産政局長になった場 ………

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