「原油100ドル時代」の悪夢

絵空事ではない。ガソリンスタンドで誰もが実感する。マネー変調に、スタグフレーションの暗雲が…。

2006年6月号 COVER STORY [水脈ウォッチャー]

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「イランは思いっきりおかしくなってほしいね。イラン大統領への僕の姿勢は『やってみな、この弱虫!』さ。原油が1バレル100ドルになるのが早いほど、20ドルに戻るのも早い。いったん100ドルになったら、みんなが石油や自動車を買う習慣を根本的に改めるからさ」 米FOXテレビのニュースショー司会者、ジョン・ギブスン氏は4月19日の番組でこう啖呵を切った。「イランに対するいかなる制裁が加えられた場合でも、原油は1バレル100ドルに上昇するだろう」というイラン革命防衛隊サファビ司令官の大見得と、この司会者のハッタリはみごとに共振しあう。 原油高騰を「懸念事項」とした4月21日のワシントン7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の共同声明を尻目に、原油相場は一時、75ドルの最高値をつけた。「地政学リスク」というが、実態は超大国アメリカと世界第2の産油国イランとの間の「チキンレース ………

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