「患者様本位へ」東大病院の豹変診療費のカード決済もスタート

2006年5月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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 国立大学の独立行政法人化を背景に、東大病院が患者サービスの向上を進めている。医学界の最高峰を自他ともに認める同病院だが、永井良三院長は「個々の患者様にとって最良な医療の提供」を掲げ、かつてのような高圧的な診療姿勢を根本から改めつつある。 例えば大手信販会社と提携し、外来診療費をカード決済できる「ゆーとむカード」の会員募集が5月1日から始まる。混雑する会計窓口へ行かずに支払いできるのは全国の病院でも初めて。診療面では、11の専門診療科の医師が集まった「内科総合チーム」の導入、「会員制がん検診サービス」の提供、「東大にこにこボランティア」活動、産学協同による「22世紀医療センター」設立など、動きは活発だ。また広報活動にも積極的に取り組み、取材受け入れやテレビドラマへの協力など、開かれた東大病院を目指す。 ………

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