音楽CDの「再販廃止」に業界のドンが反旗を翻す

2006年5月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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 内閣府の知的財産戦略本部が打ち出した音楽CDの再販制度廃止の提言に、レコード業界が危機感を高め、巻き返しに動いている。その中心人物は、「音楽業界のドン」と呼ばれる依田巽・日本レコード協会元会長。人気シンガー、浜崎あゆみを世に出したエイベックスの創業者であり、政財界に太いパイプをもつ。 依田氏と同じ長野県出身の小坂憲次・文部科学相は「文化振興における再販制度の役割は重要」と発言し、自民党議員の多くも慎重な構え。先に知財本部が行った提言への意見募集には約1300件の意見が寄せられ、このうち実に1200件が再販廃止に反対だった。大半が組織票とみられ、「440件は銀座の某レコード店のファクスから送られてきた」(関係者)という。 既にコメも医薬品も市場価格で売られているのに、音楽CDが世界一高い「定価」を保っているのは不自然。しかし、再販対象の全国紙は自らに ………

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