中国が密かに「安倍シフト」

爾後、小泉政権ヲ対手トセズ。日華事変の近衛声明の裏返しのような強硬な胡錦涛講話。が、水面下で日中双方の手探りが始まった。

2006年5月号 GLOBAL [パワーゲーム・2]

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「小泉首相にもう期待はしていない。在任中に(両国関係が)好転する可能性は非常に小さい」 日中協会会長を務め、親中派で知られる野田毅元自治相に、中国政府きっての知日派、唐家璇国務委員(副首相級、外交担当)が今年2月、こう言明した。また日中関係について「中国はデッドラインを明確にする」とも述べた。 野田元自治相の説明によれば「歴史認識や台湾問題については譲れないという意味だ」という。歴史認識の核心が、靖国神社参拝問題であることは言うまでもない。 再三再四の自粛要請にもかかわらず、靖国参拝を続ける小泉首相が在任している限り、そして小泉後継政権が参拝を続ける限り、日中関係を好転させることはない、という中国の断固たる決意表明である。 この新たな対日政策は昨年末、一時帰国していた王毅駐日大使と対日問題専門家が会合を重ね、決定された。これを胡錦涛、温 ………

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