2006年5月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]
ウズベキスタンの独裁者イスラム・カリモフ大統領が3月28日から3日間、国賓として韓国を訪問し、盧武鉉大統領との会談を通じて両国の「戦略的パートナー」関係を確立する共同宣言を発表した。その証として、ウズベキスタン内の油田やガス田4鉱区の探査や開発で韓国石油公社とウズベキスタン国営石油公社が協力するほか、大韓鉱業振興公社が金鉱やウラン鉱山の開発でも力を合わせることになった。 ウズベキスタンにはシベリアを西へ渡った高麗人20万人が住んでおり、アシアナ航空が中央アジア直行便を飛ばすなど「戦略的パートナー」の素地がある。しかし、中央アジアでは米国のプレゼンスの後退とロシアの影響力復活が著しい。9・11テロ後にカルシー・ハーナバード空軍基地への米軍駐留を認めたウズベキスタンも、駐留費大幅引き上げを求めて暗に撤退を迫った。イラクの泥沼で米国側も中央アジア政策 ………
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