「原発復活」に踏み切れぬドイツ

シーメンスにロシアの重電最大手企業の株を買わせたプーチンの羽交い締め。

2006年5月号 GLOBAL

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 エネルギー大国ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にとって、昨年9月、バルト海経由で独露を直結する北ヨーロッパ天然ガスパイプライン(PL)の建設にドイツと合意したことは、世界戦略上必要不可欠な一手だった。欧州地域のエネルギー供給国の立場を揺るぎないものにできるからだ。 ゲルハルト・シュレーダー前首相自身が昨年12月、このPLの海底部分を運営する北欧ガスパイプライン会社(NEGPC)の監査役会議長への就任を受諾した事実は、このプロジェクトの戦略的重要性を如実に物語っている。 同社の社長には、露ガスプロムを軸にしたエネルギー産業の一大再編にも深く関与した独ドレスナー銀行ロシア法人前社長のマチアス・ヴァーニッヒが就任している。ドイツ政財界が後押しをする一大プロジェクトであることの証だろう。 ところで同じ昨年12月、独露の戦略的関係を一層強固にするもう一つ ………

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