ミレニアムに振られたイオンが巻き返しに躍起

2006年5月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 イトーヨーカ堂とセブン-イレブンなどの持ち株会社セブン&アイ・ホールディングスと、西武百貨店とそごうの持ち株会社ミレニアムリテイリングの経営統合を機に、わが国流通業界の大再編の可能性が高まってきた。 とりわけ、「売上高日本一」小売業の座をセブン&アイグループに奪われたイオンの動きに関心が集まっている。「イオンの岡田元也社長が早大OBとして先輩の和田繁明ミレニアム会長に提携を打診していたが、セブン&アイの鈴木敏文会長と和田氏の盟友関係には歯が立たなかった。ヨーカ堂憎しの思いも加わって、イオンは巻き返しに躍起になっている」(流通関係者) 確かに、イオンを巡っては「東急百貨店や阪急百貨店に資本提携を打診している」「村上ファンドが買い集めた松坂屋の株式を肩代わりする」といった噂が飛びかっている。イオンが危機感を強める理由にはまた、ショッピング ………

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