野中ともよ三洋電機会長は6月株主総会で退任か

2006年5月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 総合家電の看板を捨てて再建に取り組む三洋電機の野中ともよ会長に早期退任の観測が広まっている。 三洋は3月にメーンバンクの三井住友銀行と大和証券SMBC、米投資銀行のゴールドマン・サックス・グループから総額3千億円の出資を受け、債務超過の危機をかろうじて抜け出した。この資本増強の条件として、出資先金融3社は、代表権を持つ井植敏取締役会議長、野中ともよ会長、井植敏雅社長の引責辞任を要求したが、2月の臨時株主総会で辞任したのは井植敏議長一人だけだった。「この先、厳しい事業売却やリストラによる事業縮小が避けられない。創業家の御曹司、敏雅社長は再建計画が躓いた時に全責任をとって辞めてもらうということで金融機関側が折れたため、敏雅社長の続投が決まった」と関係筋は言う。 一方、野中会長については「彼女をトップに起用したのは敏氏の責任。敏氏と同時に引責辞 ………

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