東証社長に増渕稔氏説浮上

2006年5月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]

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 東京証券取引所の西室泰三会長が兼任する社長職の後任に、「かつての日銀総裁候補という大物で、現在は日本証券金融の増渕稔社長が適任」という声が出ている。 一方で、野村證券出身で産業再生機構(08年に解散予定)の斎藤惇社長の起用説もある。 西室氏は昨年6月に東証会長に就任した。東証の大規模システム障害で鶴島琢夫前社長が引責辞任したのを受けて、同12月から「緊急避難措置」として社長を兼務、早期に証券業界などから新社長を選任するはずだった。が、証券業界からは「火中の栗」を拾う人材は現れず、結局、今年6月の株主総会後も西室氏が会長兼社長として続投することになった。 西室氏の任期は08年6月までの2年間で、本人も表向きは「東証の将来にとっては改革のスピードアップが必要」と任期を全うする考え。ただ5月下旬には日本経団連の評議員会議長に就任することから、社長途中 ………

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