ソフトバンクへの質問と返答

金融工学が創り出す「史上最高益」に資本市場は疑念を抱いている

2019年11月号 INFORMATION

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① 御社の有価証券報告書における開示によれば、「SVFからの投資は、毎四半期末に公正価値で測定され」、また、ウーバーに対する投資は、「新規上場計画など市場の期待値を加味」して、すでに2019年3月期決算において4181億円の未実現評価益が計上されています。ウーバーの株価はIPO価格の45ドルから現在の29ドルにまで下落しています。したがって、御社は、来る2019年9月第2四半期決算においてウーバーの株価下落分の評価減を損失計上すると考えてよろしいでしょうか? ちなみに当方で試算した評価減額は4669億円となります。② 新聞報道によれば、SBGが2018年1月に出資した際のウィーワークの評価額は470億ドルで、現在のSBGの持分は29%であるとされています。これがIPO条件決定時の想定時価総額が150億ドルを下回る可能性があるとのことで、ウィーワークのIPOは延期されました。そうすると、SVF投資 ………

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