業務ソフト大手「ワークスアプリ」が視界不良

2017年10月号 BUSINESS

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統合業務ソフト大手のワークスアプリケーションズといえばGreat Place to Work Institute Japanが実施する「働きがいのある会社ランキング」(従業員1千人以上の部)において今年2月にも1位を獲得。2011年にMBOで上場廃止を決断したものの、「新入社員でも年収800万円はいく」(業界関係者)と人材確保に惜しみなくカネをつぎ込む気前の良さ。当然ながら業績も好調と思いきや、「実は借入金が膨らみ、資金繰りが胸突き八丁の局面を迎えている」(取引行関係者)。6月末より借入金の返済をストップし、大手法律事務所を代理人として全銀行にリスケジュールへの同意を要請しているのだ。予兆はあった。兼松エレクトロニクスは基幹システムの全面刷新を発注したワークスとの契約を解除し、6月に14億円の損害賠償請求訴訟を起こしている。兼松エレの発表文を要約すると、①ワークスから当初提案された内容は ………

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