あの國重さんが「危ない上場企業」の会長に

2015年7月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

踏み入るは、けもの道か――。昨年まで楽天のナンバー2だった國重惇史氏(69)が6月26日、東証マザーズ上場のリミックスポイントの代表取締役会長に就任する。同社は昨年秋、畑違いの電力関連事業をぶち上げた途端、株価が急騰したことで俄かに注目された銘柄だ。國重氏は東京大学卒業後、旧住友銀行に入行。MOF担を長く務め、イトマン処理でも活躍し、西川善文元頭取の秘蔵っ子だった。社長として送り込まれた証券子会社が身売りしたのを機に2004年に楽天の役員に転身、金融部門を育て上げた。ところが、昨年4月に週刊誌で女性問題が報じられるとあっけなく辞任。その後、教育関連ベンチャー「シーアンドイー」(東京・本郷)の会長に転じていたところ、どういう経緯か、リミックス社入りとなった。上場企業への復帰とはいえ、リミックス社は一筋縄ではいかない迷宮だ。業務用ソフト開発のベンチャーだっ ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。