風雲児「渡辺喜美」の墓標

攻めに強く、守りに弱い「詭弁強弁居士」――。早晩、政治生命を終えることになるだろう。

2014年5月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

みんなの党の創業者、渡辺喜美氏が代表辞任に追い込まれた。化粧品大手のディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明会長からの8億円借り入れ問題が明るみに出たためだ。事実を暴露したのはほかならぬ吉田会長。「第三極」をけん引してきた政界の風雲児が突如、崖っぷちに立たされたのはなぜか。まずは尋常ならざる渡辺氏と吉田会長との関係から洗う必要がある。

「可愛さ余って憎さ百倍」

DHCが発行する健康食品カタログがある。タイトルは皮肉にも「みんな、げんき?」。2010年12月号では渡辺氏とまゆみ夫人がそろってインタビューに応じている。「(まゆみ夫人は)わたしの仕事をよーく理解してくれる、誰にも代えがたいパートナー」「主人は職業としてやっているだけの『政治屋』ではなく、哲学、思想をもった『政治家』。理念がしっかりしているところ、それから常に勉強しているところは尊敬しています」笑顔で写真におさまる渡辺 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。