徳洲会を刺した能宗「走狗」の実名

汚れたスクープ。週刊新潮、産経、東洋経済の「御用達記者」が特捜部とつるんだ。

2013年11月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

医療法人徳洲会を率いてきた徳田虎雄理事長とそのファミリーは、最側近だった元秘書、能宗克行との争いに完敗した。東京地検特捜部が9月17日、強制捜査に着手してから3週間後の10月8日、虎雄は「(次男・毅代議士の)公職選挙法違反事件の全責任は私にある」として理事長退任を発表した。各紙社会面は久々の特捜部の活躍とスクープ合戦で活気づき、徳洲会叩きの記事が乱舞している。だが、刺した能宗一派の“走狗”の記者たちになぜ触れないのか。目クソ鼻クソ、本誌はこのいかがわしいスクープの裏側を実名で暴いてみせよう。能宗の戦い方は際立っていた。今年1月、ファミリーが自分を解任する動きを見せると、マスコミを使ってファミリー攻撃を開始。同時に検察に内部告発して、特捜を動かしたのだ。

年6億の食い扶持切られ

能宗は、79年に関西学院大学を卒業して、徳洲会大阪本部に就職。その才気を買われて東京本部で働く ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。