アコーディア「S‒REIT」浮上

PGMに「村上ファンド別働隊」も絡んだ三すくみ打開へ、シンガポールで2千億円調達の危ない橋を渡る。

2013年10月号 COVER STORY [ゴルフ場戦争第3幕]

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三すくみの「奇妙な沈黙」の裏で、日本最大のゴルフ場運営会社、アコーディア・ゴルフ(134コース保有、東証1部)が密かに動いた。保有ゴルフ場を運用資産として不動産投資信託(REIT)を組成、シンガポールに上場して最大2千億円を調達するという“仰天”計画を進めている。アコーディアに対し業界2位のPGMホールディングス(126コース保有、東証1部)が仕掛けた敵対的TOB(株式公開買い付け)が、不成立に終わったのは今年1月。まれに見る泥仕合は、PGMの神田有宏社長が強引過ぎたからだった。PGMの親会社はパチンコ大手の平和。事実上のオーナー石原昌幸がアコーディア取締役の神田を引き抜き、2年がかりで古巣の乗っ取りを画策させた。当時の社長、竹生道巨のスキャンダルを暴いて内紛を煽るなど、神田がゴールドマン・サックス(GS)仕込みのあの手この手で揺さぶりをかけたあげく、敵対的TOBである ………

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