「生鮮コンビニ」がさらなる挑戦 ローソンが育む次世代の農業

グループの6400店で野菜を販売するローソンが、若手農家と組んで農場経営に進出。「ミネラル農法」に取り組み、生でもおいしい野菜づくりが本格稼働。

2013年3月号 INFORMATION

  • はてなブックマークに追加

「始めてからわかった。農業が好き。身体はつらいけど、自然は理不尽ではない」そう話すのは篠塚利彦さん、28歳。細身で都会的な雰囲気とクールな話しぶりからIT関係といっても通る印象だが、農業が本職。千葉県北総の農家の四男に生まれ、東京の学校を出て方向転換、故郷に戻ってアグリビジネスに飛び込んだ。ハウス栽培で小松菜とほうれん草、露地で大根とにんじんを作っている。ハウスは33棟。青菜は1棟で約6千束分の収穫になる。少しずつ時期をずらし、ほぼ一年中出荷している。「もっと工夫してさらに収量を増やしたい。MAXをめざしたい人間なので」収量には播種のタイミングや温度調節、品種の選定、そして土質が大きくかかわる。そのため土壌のミネラル分のバランスを改善する「中嶋農法」に取り組む。夏場には太陽熱で地温を上げて病害虫に強い土壌を育て、県の「ちばエコ農産物」認証も取得。 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。