エドウインと三菱UFJの「悪事」が露見

「粉飾のきっかけは常見社長個人の巨額為替損失の穴埋め」と爆弾発言。メーンバンクは全てを知っていた?

2013年1月号 DEEP

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本誌2012年11月号「『粉飾エドウイン』伊藤忠が買収か」ではジーンズメーカー最大手のエドウイン(東京・荒川区)が巨額の投資損失表面化で破綻の淵にあり、伊藤忠商事が足元の資金繰りを支えつつ、密かに買収に乗り出していると報じた。10月23日の朝日新聞朝刊は「伊藤忠、支援に前向き 損失隠しのエドウイン」との見出しで本誌の後追い記事を掲載するなど反響は大きかった。しかし、その後事態は思わぬ展開を見せている。11月2日に六本木ヒルズ森タワーのTMI総合法律事務所で行われた第3回金融債権者説明会(バンクミーティング)では、主力の三井住友銀行(SMBC)が「現在の私的整理の枠組みには協力することが難しい」と発言。理由として以下の3点をあげた。①銀行に協力を求める以上、長年の決算粉飾で銀行を欺いてきた常見修二社長の退任が最優先のはず。②金融債権者には8月20日から11月30日まで「 ………

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