読売の「激安」参入で電子新聞は二極化

「紙」を守る読売のデジタルサービスは新聞購読者に限定。月額157円の激安で50万会員を目論む。

2012年6月号 BUSINESS

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読売新聞は5月14日、新有料デジタルサービス「読売プレミアム」(YP)をスタートさせた。電子新聞で先行する日経、朝日両新聞に比べ、月額157円とかなりの低額料金で、販売店の裁量で無料にすることも可能。しかもサービス対象を読売新聞の定期購読者に限定するなど思い切った戦略を採用している。ブロック紙の雄である中日新聞も6月初旬にも「中日新聞プラス」を創刊、毎日新聞も写真をメーンとした「TAP-i(タップ アイ)」の発刊を急ぐなど電子新聞をめぐる各社の動きが活発化、「電子新聞戦争」の第2幕が切って落とされた。

販売店の裁量で「無料」も

YPは読売新聞購読者を対象に、スマートフォンやパソコン、タブレット端末でニュースを提供する新たなデジタルサービス。コンテンツの量は本格的な電子新聞である「日経電子版」「朝日新聞デジタル」には及ばないものの、記事を保存できるスクラップ機能などデジタルなら ………

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