「切り売りSBI」謎の筆頭株主

サプリの赤字子会社を時価総額720億円とした「益出し」。期末駆け込みの無理算段が続々明るみに。

2012年5月号 COVER STORY [市場愚弄の決算操作]

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資本市場の「清冽な地下水」を自負する北尾吉孝CEO(最高経営責任者)よ、株式市場を愚弄するにもほどがある。決算期末ぎりぎりの3月30日、SBIホールディングス(以下、SBI)が流したリリースのことだ。SBIは連結子会社「SBIアラプロモ」(以下、アラプロモ)の保有する株式の一部を「第三者である複数の事業会社」に売却し、12年3月期決算に特別利益を計上する見込みだと発表した。アラプロモ株売却前のSBIの持ち株比率は79.15%。うち5.83%分を売却したのだが、驚くべきは売却による特別利益を42億円としたこと。逆算すると、アラプロモの時価総額は720億円以上となる。こんな立派な連結子会社をSBIはいつ手に入れていたのか? 同社の設立は08年4月、アミノ酸の一種「5‒アミノレブリン酸」(ALA)を使った健康食品や美容化粧品の卸の企業である。今回の株式一部売却で社名を「SBIファーマ」に変更し ………

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