北尾SBI「金の卵」簒奪商法

上場前に身内ファンドに付け替えて果実を山分け。残りは死屍累々の投資先124社。全貌を丸裸にする。

2012年1月号 COVER STORY [ 「最後の株屋」の正体]

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9月27日、東証マザーズでベンチャー企業が株式を公開した。SNS(交流サイト)やSI(システムインテグレーション)事業を手がける「KLab」という企業である。公募価格は1700円。冷え切った株式市場でKLabの株価は一際目を引いた。初値3970円、公募価格の2倍以上の値で取引が始まり、終値も3910円だったからだ。主な取引先である「モバゲー」のDeNAやGREEの好業績もあり、商いが細った株式市場では久しぶりに誕生した“金の卵”であった。

「ライブドア」に割り込む

このKLabの株価を複雑な思いで見ている投資家たちがいた。「SBIブロードバンドキャピタル投資事業匿名組合」1~4号に投資した投資家たちだ。この匿名組合は、証券界の異端児、北尾吉孝(SBIホールディングスCEO)が率いるSBIグループ傘下のSBIブロードバンドキャピタルが運営している。名前の通りブロードバンド、インターネット関連の成長が見込める未公開企業に投 ………

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