ドイツ元凶「欧州債務デフレ」

PIIGS支援に「鉄の女」メルケルが強いる過酷な条件。利払い負担が重すぎて、ドミノ倒しの連鎖も。

2011年1月号 BUSINESS [終わらぬユーロ危機]

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チャールズ英皇太子夫妻の乗った車が師走のロンドンで、学費値上げ反対を訴える学生デモに巻き込まれた。12月9日のこのニュースを英国のBBCもトップで伝えた。英国のデービッド・キャメロン首相が打ち出した強烈な財政引き締めに、国民が音を上げたのである。英国ばかりではない。財政赤字の膨らんだ欧州諸国は、次々と市場の標的となり、国債の発行もままならなくなっている。焦点となっているのは、かつては「ケルトの虎」とまで呼ばれたアイルランドの惨状である。欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)による総額850億ユーロの支援がまとまり、日本では急速に関心が薄れているようだが、どうせ欧州の周辺国と侮っているのだろう。2010年春のギリシャ危機を引き金にしたユーロ安が夏場の円高に繋がったのを忘れたか。欧州の問題国であるポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインを称し ………

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