2010年8月号 DEEP
関西の中堅私大、学校法人大阪産業大学(大阪府大東市)で、理事会、教授会、教職員組合が入り乱れての騒動が続いている。本誌では昨年4月号(3月20日発売)で大阪産大の内紛劇を特報したが、その直後の3月31日には古谷七五三次理事長が辞任。4月1日付で土橋芳邦氏(元クボタ社長・会長)を新理事長に迎えたが、内紛は収まるどころか、泥沼の様相を呈している。大阪産大の事務局長は「鬼門」である。今年5月31日に重里俊行常務理事・事務局長(経営学部教授)が突如、解任された。重里氏は、土橋氏と同じく昨年4月1日に着任した人物。表向きの解任理由は、今年4月27日に行われた労組との団体交渉の場で、大阪産大内に2007年に新設された中国文化や中国語の普及組織「孔子学院」について、重里氏が「文化スパイ機関」と不適切な発言をしたためだ。しかし、この解任には不可解な点が多い。重里氏は発言を ………
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