「ポスト小沢」に鳩山指名か

「本命は岡田」との風評がもっぱらだが、小沢の意中は「宇宙人」と揶揄される鳩山に傾いている。

2009年4月号 POLITICS [岡田VS鳩山の行方]

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「私の行動の結論として、40年かけて、ようやくここまでたどり着いた」民主党の小沢一郎代表(67)は、公設第1秘書・大久保隆規容疑者(47)の逮捕から1週間後、党常任幹事会で当面の代表「続投」を表明した際、こう力説した。表向きは、自民党との政権交代実現が目前に迫っていることを強調したのだろう。しかし、目下の小沢が口にすると、そのせりふは全く別の影を帯びる。「40年」とは1969(昭和44)年、弱冠27歳で初当選して以来、連続当選13回を重ねた国会議員生活のすべての歳月である。40年前、全盛期の自民党で議員になった頃の小沢が、後半の20年間近くで決まり文句にしている「政権交代可能な政治」を目指していたわけではないことは、その足跡から明白なので、「40年かけてたどり着いた」という感慨を漏らした小沢の胸に去来した原像は、おのずから別ということになる。「政権交代」の美辞麗 ………

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