「崖っぷち」のオリックス
火だるま不動産事業。グループに移すかたわら、1500億円の転換社債発行で、市場に資金不安説。
2009年1月号 [ノンバンク受難]
ノンバンク最大手、オリックスが崖っぷちに立たされている。
12月5日、証券取引等監視委員会に対し「株価に重大な影響を与える、事実に基づかない情報が流布されている」と調査を依頼するとともに、1千億円のコミットメントライン(融資枠)契約の更新を発表。さらに9日には、わざわざ「短期流動性について」と題して「資金調達には一切懸念はございません」とするニュースリリースを流した。
その風説が何だったかをオリックスは明かさないが、株価は11月4日の1万550円から12月5日は一時4000円を割りこみ、9日は3710円まで下げている。オリックスは外国人株主比率がピークで67%と高く、それだけ海外からの損切りまたは換金売りにさらされやすい。この比率は現在57%に低下したが、国内の株主からの売りも膨らんだ。
株価だけではない。企業のデフォルト(債務不履行)リスクの保険商品であるCDS(クレ ………
