「大森永」誕生阻む二つの創業家

ライバル明治の統合で注目される森永製菓と乳業の動き。ところが両社には深い溝がある。

2008年11月号 BUSINESS

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乳業最大手の明治乳業と菓子2位の明治製菓が2009年4月の経営統合を決めた。両事業会社を傘下に置く持ち株会社「明治ホールディングス」を設立、売上高が1兆円を超える国内6位の食品企業が誕生する。もっとも念願の「大明治」の発足にも、関係者からは統合効果を疑問視する声が漏れ、先行きは不透明だ。一方で同じ組み合わせである森永乳業と森永製菓の動向にも注目が集まる。「明治」に比べて事業面での結びつきは強く、統合へのハードルは低く映る。だが、両社をめぐっては「創業家問題」や半世紀を経てなお「森永ヒ素ミルク事件」のしこりが残り、こちらも一筋縄ではいきそうにない。「明治ブランドという最大の武器を生かして売り上げを伸ばし、世界的食品企業に飛躍したい」。統合会社の社長に就く、明治製菓の佐藤尚忠社長は記者会見で明治乳業との経営統合への意気込みをこう強調した。明治製菓と ………

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