2008年9月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
三菱商事の佐々木幹夫会長(日本経団連副会長)が6月13日、国際商業会議所(ICC、本部パリ)の理事に就任した。ICCは世界130カ国、約7400社が加入する多国籍の民間経済団体。政策提言のほか、貿易のルール作り、国際的な商事仲裁にも大きな力を発揮している。日本は設立総会(1920年)からの主要メンバーで、傘下のICC日本委員会の会長には、戦前は団琢磨(初代)、井上準之助、戦後は永野重雄、五島昇、石川六郎らが就任している。佐々木氏も、山口信夫・日本商工会議所会頭(当時)の求めで、2002年より日本委員会会長を務めているが、我が国の財界人がICC本体の理事としてエグゼクティブボード入りするのは珍しい。欧州が主たる舞台だったICCでも、最近は中国、インドの台頭が目覚ましく、日本の存在感は乏しくなっている。ICC会長のビクター・ファン氏(流通商社のリー・アンド・ファン会長)も香港 ………
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