「資本のハイエナ」掃討作戦

捜査当局が「一罰百戒」を転換。「一網打尽」の摘発に、市場の腐肉を漁る小鬼たちは阿鼻叫喚だ。

2007年7月号 DEEP [証券犯罪の巣窟]

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ライブドア、村上ファンドを叩いても、資本市場に跋扈(ばつこ)する「ミニ堀江」「ミニ村上」が野放しでは、一罰百戒の名が泣く――本誌が発した警告に、捜査当局がようやく動き出したと喜ぶべきだろう。読者は覚えておられるだろうか。蜘蛛の巣のように絡み合う「カラ箱企業」の出資関係を、昨年10月号の本誌が「資本のハイエナ相関図」で報じたことを。この図は「経済事件地図」とも読むことができた。事業実態はすでになく、「上場」という看板だけが存在価値を持つ業績不振企業群――中身のない「カラ箱」だから、証券市場から直接資金調達を狙う連中には使い勝手がいい。株価は底を這っているので少しの材料で急騰する。しかも市場を刺激する材料=夢は、「カラ箱」ゆえに何でも自在にぶち込める。その結果、決算の粉飾、株価操縦、インサイダー(内部者)取引といった証券犯罪が横行する悪の巣になっ ………

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