選挙に弱い中川政調会長子息が東広島市長選で惨敗

2006年6月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

 衆院千葉補選と同日となった広島県の東広島市長選で、自民党の中川秀直政調会長の二男、俊直氏(36)が惨敗した(3万9326票対2万8755票)。現役政調会長の子息にもかかわらず1万票を超える大差に「選挙に弱い中川」を改めて印象づけた格好だ。 当選した藏田義雄氏(54)は、自民党の広島県議。2期目途中の立候補だったが、市議時代から築いた支持基盤を生かして大勝した。森派のある有力議員は「千葉補選は超接戦だったが、東広島市長選はまったく勝負にならず、政調会長の面目丸つぶれ」とこぼす。 中川氏は現在、自民党広島県連会長を務めているが、「もともと組織力が弱いうえに、人望がないためグリップが利かない状態」(県連幹部)で、分裂選挙が常態化している。 俊直氏は日本大学卒業。テレビ東京で記者を務めた後、父親の秘書に転じた。地元支援者の前で「市長は1期限り。国政をめざす」 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。