NTTグループのお墨付きを得て、年商400億円規模に急成長していたが、経営実態に疑念。
2025年9月号 BUSINESS
粉飾決算の発覚による倒産が目立つ。AIスタートアップの「オルツ」(東京都港区)は売上の大部分が水増しだったと明らかになり7月30日、民事再生法の適用申請に追い込まれた。ウソの決算をもとに昨年10月上場し、市場で多額のカネを集めていた。同じ日には老舗の製菓材料卸「サクライ」(江東区、非上場)が東京地裁より破産決定を受けた。負債総額は当初決算書をもとに34億円と報じられたが、後日73億円と訂正された。「簿外債務の存在はうすうす気づいていたが、これほどとは」と銀行マンは嘆息する。そしていま金融業界でホットな話題になっているのが「フォルティナ」(品川区、以下F社)だ。「効き脳診断BRAIN」という企業の人事部門などが使う適性診断サービスが当たり、年商400億円規模に急成長しているとの触れ込みだったが、経営実態に疑念が生じている。資金繰りの変調を受け7月下旬に緊急バ ………
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