日本はAIに対して高い関心を持つが理解は低い。またぞろデジタル赤字が拡大する危険。
2025年8月号 BUSINESS
「日本の素晴らしい技術革新の伝統から学び、さらに貢献するのが目的だ」――。6月25日、千葉市の幕張メッセ。クラウド世界最大手、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)日本法人が開いた年次顧客会議で、米アンスロピックのケイト・ジェンセン上級副社長は力を込めた。
同社は2021年に発足した生成AI(人工知能)の開発企業で、「Chat(チャット)GPTで名を上げた米オープンAIの有力な対抗馬」(ITジャーナリスト)。ジェンセン氏は今秋に日本法人を立ち上げ、対話型AI「Claude(クロード)」の営業を強化すると説明した。日本に進出する生成AI分野の有力スタートアップは同社だけではない。オープンAIは24年春に日本法人を設立し、フランスを拠点とするミストラルAIの幹部も日本進出の意向を示した。カナダのコーヒアは日本法人の責任者を募集中だ。各社の「日本詣で」が盛んになる中、人材の獲得合戦 ………
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