阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

2017年9月24日 中国政商「郭文貴」追撃ブログ6 アンダーソン・毛利の三流弁護士

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ハイヤーのエコリムジン東京と運転手が、キャピタル・パートナーズ証券とSBIリクイディティ・マーケットの社長、社員計4人に損害賠償を求めた訴訟、東京地裁(ワ)19602号は、9月14日に第一回弁論が開かれた。

担当は東京地裁民事43部(市川多美子裁判長)で、原告側は訴状でZhang ZhiWei氏としていた人物が実際には郭文貴氏であり、被告側は敢えて事実と異なる主張をしていたと指摘した点について、裁判長が被告側の見解を質した。

被告SBIの訴訟代理人(アンダーソン・毛利・友常法律事務所の松村卓治弁護士、河合健弁護士)は、次のような発言をした。

(1)Zhang氏が郭文貴という名前も持っていることは知っており、Zhangという名は通称の一つだと認識している
(2)郭文貴という名前も本名がどうか分からない
(3)Zhang氏が実際には男性秘書の名であるということについては、今回の原告書面で初めて聴いた

などと述べた。よくもまあ、法廷で口から出任せをしゃあしゃあと。すでにこのブログシリーズ3でZhang ZhiWeiを漢字で書くと「張志偉」であり、顔写真付きのパスポートがツイッターで公開されていることを示した。このヘッポコ弁護士2人は、クライアントからちゃんと聴取していないだけでなく、自力での調査能力もないことを露呈している。この手抜き、将来は暗いね。


松村卓治弁護士


河合健弁護士

この件で当初、被告側の代理人に立ったのは星野健秀弁護士で、虎ノ門で事務所を開いている東京第二弁護士会所属の個人弁護士だった。


おやおや、どんなご縁でと思ったら、東北大学法学部を1974年に卒業して、短期間大手企業に勤務したとやら。あはは、野村證券である。なあんだ、SBIの総帥、北尾吉孝とキャピタル・パートナーズ証券社長の筒井豊春と同期じゃないか。おやおや、仲のよろしいことで。ややこしい案件だけに、同期の桜にお願いしたわけか。しかし9月はじめにFACTAからの質問状を受けて、痛くない(?)ハラを探られることを恐れたか。

そこで有名弁護士事務所に駆け込んだのだろう。松村は53期で反社やコンプラ、河合は62期でフィンテクが専門とかで、とにかく中国のインテリジェンスが絡んだ案件なぞ手掛けられる経験もなさそうだ。中国語もからきしではないのか。そのくせ、「原告らの書面に出てくる出版会社はFACTAという会社で、SBI社との間でいろいろ訴訟があり、SBI社が勝訴しており、まともな出版会社ではなく、その報道はおよそ信用できないことを申し述べておきたい」と一丁前の口をきいている。

「勝訴」は北尾らの勝手な解釈で、それが証拠にこのホームページには彼らが訴えた記事が訂正も修正もなく掲載されているし、その英文翻訳記事は、海外読者のためにSBIがどんな会社かすぐ分かるようフリーで掲載されている。くやしくて北尾は刑事告訴したが、東京地検は不起訴にした。それも知らずに松村、河合は、クライアントの言い分を丸のみして、裁判所で失敬な放言をしている。このお二人こそ「まともな弁護士ではなく、その発言は信用できない」と申し述べておきたい。

が、本件ではすでに大恥をかいたも同然である。松村、河合は「いずれにしても秘書ではなく後部座席のZhangこと郭と熊の個人的な親交の会食であるとする主張に変更はない」と述べているからだ。ブハハ、前回ブログで重光達雄SBI常務が同席した証拠があがっているじゃないの。では、なんで熊の上司が一緒にいたのか、それをなぜ隠しているのか、ちゃんと落とし前つけていただきましょう。

彼らは論理的にも破たんしている。原告側は「被告熊が郭文貴と長年の友人ならばZhang氏と郭文貴が同一人物と勘違いするはずはなく不合理である」と指摘した。原告側に座布団1枚! すると「長年の友人ではなく、友人というよりも知人に過ぎない」と述べた。だからどうなの? 重光が同席する口実にも何にもなりゃしない。

アタマ悪っ! さあ、両弁護士がくじけないよう、みんなで励ましのお便りを出そう。
takaharu.matsumura@amt-law.com
ken.kawai@amt-law.com