阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

2016年3月 8日 [スクープ]「LIXIL藤森」の墜落13――効果テキメン、ヘインズ陥落

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ついにLIXILが,グローエのヘインズ会長兼CEOを解任した。

LIXILが3月7日夕、こっそり出したリリースと、このLIXILシリーズ第12回目のブログが入れ違いになってしまったが、やはり前回のブログで書いたWirtschafts Wocheの記事が効いたのだろう。「外圧」を使う戦術を取ってみた、と書いた途端に、これまで散々書かれてもどこ吹く風と守ってきたヘインズをあっさり見切ったというわけだ。

それにしても、この期に及んでLIXILのリリースは「Lixil Water Technologyを組織改編 経営体制を強化し、内部統制を効率化を推進」などと空とぼけ、FACTAに追い詰められてヘインズの首を切ったことを認めようとしないのには呆れた。1月からLIXIL社長に就いた瀬戸欣哉の権限範囲拡大でごまかそうとする姿勢が見苦しい。

ヘインズの解任はドイツでもバーデン新聞で報じられていた。

同紙の問い合わせに、LIXIL広報は「円満な退任」と回答したそうだが、グローエのウェブサイトにはヘインズ退任のリリースさえ出ておらず、「サッカー選手がフロントとの諍いでクビになった時のコメントに似ている」と皮肉っている。

また、日経の記事も、ドイツ誌の記事などおそらく読んでもいない記者が書いたと思われ、今まで辞めなかったヘインズがなぜ、いま、この時点で辞めたのかを一言も説明していない。ドイツ誌のイラストと同じく、リリースをジャーッと垂れ流すだけの記者なのだろう。

とにかく、FACTAはまた単独で首を狩ったことになる。