阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2016年6月29日オリンパス「二度目の不祥事」

    6月29日をピークに3月決算企業の株主総会が一巡する。前年同様、中国関連の損失を計上する企業が少なくなかったし、深刻な不祥事や経営不振で株主に顔向けできない三菱自動車やシャープのような会社もある。三菱自動車と並んで「二度目の不祥事」に見舞われようとしているのがオリンパスだ。

    株主総会を翌日に控えた27日、オリンパスの笹宏行社長が全社員に対してメッセージを発信した。FACTAが最新号でオリンパスの中国子会社に贈賄疑惑が浮上していることを報じる「オリンパス 『深圳文書』の闇」を掲載、疑惑の調査に当たった弁護士チームが作成した「最終報告書」をHP上に掲載した。追随するメディアが現れたことで、これまでのようにダンマリを決め込んでいられなくなったのだろう。27日夜には、同社HPにも「当社及び当社子会社に関する一部報道について」と題して報告書の要旨をリリースした。そこでは関与した笹社長らの固有名詞が消えているから、歯がゆい投資家や関係者は、ぜひともFACTAの全文を参照していただきたい。

  • 2016年6月14日LIXILの墜落19――上海美特は「第三のジョウユウ」か

    前回のブログではLIXILの欠陥便器リコールに関する質問状と回答を公開しましたが、我々は同じタイミング(5月30日付)でもう一通の質問状を送っていた。LIXILが3月に「1シンガポールドル」(約80円)で売却した元中国子会社、上海美特カーテンウォールについてです。

    本誌は6月号の記事で、LIXILの南アフリカ子会社グローエDAWNウォーターテックが「第二のジョウユウ」ではないかとの疑惑を報じました。それと同じく、上海美特には「第三のジョウユウ」の可能性があります。

  • 2016年6月13日LIXILの墜落18――便器リコールの尻隠し

    本誌の記事公開は通常は毎月18日ですが、特別にLIXILの記事を本日先行公開します。同社はタンクレス便器の主力製品「サティス」のリコールを5月6日にひっそりと公表。本誌はその呆れた実態を暴きました。

    先行公開する理由は、6月15日にLIXILの株主総会が開かれるからです。本誌が1年前から追及してきた元中国子会社ジョウユウの不正会計事件の真相や、6月号で報じた南アフリカ子会社GDWの実態ともども、一般株主が経営陣を直接問い詰める貴重な機会ですからね。

  • 2016年6月 8日お笑い「ホテル三日月の相談相手」

    6月6日に舛添要一・東京都知事がヤメ検弁護士2人と「公私混同」釈明会見をして以来、小生および弊社に問い合わせが相次いだのでお答えします。

    報告書のなかで、「相談相手として元新聞記者の出版会社社長を(ホテル三日月に)招いたが、面談時間は平成25年(2013年)は数時間程度、26年(2014年)は1時間程度にとどまった」というくだりがある。この「元新聞記者の出版社社長」って、もしかして阿部さん? と聞かれました。そうだったら面白いんだけど、という期待半分、敵意半分(小生も敵が多いので)。