阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2016年4月21日「LIXIL藤森」の墜落16――広報の見え透いたウソ

    前回の質問状に対し、LIXIL広報部が4月8日に送ってきた回答を載せよう。一読すればわかるように、本誌が送った8つの質問にまったく正対していないばかりか、見え透いたウソと空疎な言い訳のオンパレード。そもそも日本語として意味不明の部分も少なくありません。

  • 2016年4月20日「LIXIL藤森」の墜落15――“戦犯”4人が連続退任の怪

    最新号(5月号)の記事をウェブで公開したので、ブログを再開しましょう。

    LIXILの追及シリーズを4月号では一回休みにしたら、ある読者から「さすがにネタ切れですか?」と聞かれました。実際はまったく逆。ジョウユウ問題には多数の疑問が残っており、独自の調査と検証にはやはり時間がかかる。LIXILが自ら真実を明かさない限り、本誌の追及は止みません。

    さて、最新号の記事(「赤字」LIXILの経営陣自壊)では社長兼CEOの藤森義明、グローエ会長兼CEOのデビッド・ヘインズ、その腹心のゲリー・マルヴィン、M&A担当副社長の筒井高志という経営幹部4人が、昨年末からわずか3カ月余りの間に次々に退任したことを報じました(藤森と筒井の正式退任は6月の株主総会)。彼らは全員、ジョウユウの不正会計のリスクを知りながら目をつぶっていた疑いのかかる“戦犯”ばかり。ところがLIXILは退任とのかかわりを一切否定しており、誰がどう見ても怪しい。

  • 2016年4月14日劇作家アーノルド・ウェエスカー氏を悼む

    83歳で亡くなった、とBBCや英国の新聞が報じた。

    ウェスカーご夫妻に世話になったロンドンの日々が懐かしい。1年ほど前、奥さんのダスティから「施設に入れた」との知らせがあったから、とうとう老いて召されたのだろう。

    彼を紹介してくれたのは、六本木にあった半地下の煉瓦のバー「ザ・クレードル」のママ、椎名たか子さんからである。ぴあの矢内廣氏らが常連だった店で、椎名さんが内外に持っている演劇人脈にウェスカー氏も連なっていた。椎名さんはダスティの料理本まで翻訳していたから、彼女の口ききでウェスカー家のB&Bに泊まった日本人は数多くいるはずだ(知る限りではシェークスピアを全訳した小田島雄志氏や、ジョイスやルイス・キャロルの翻訳家、柳瀬尚紀氏が何度も宿泊したはずである)

  • 2016年4月 5日本誌表紙絵の澁澤星さんの個展にどうぞ

    1年前の15年5月号から本誌の表紙絵を担当していただいている日本画の澁澤星さんが、4月11日から同25日まで、東京・銀座の小林画廊で個展を開きます。本誌の表紙を飾った絵も出展されるそうです。ぜひお立ち寄りください。

    澁澤さんは今年、東京芸術大学日本画科の博士課程を修了され、独り立ちへの道を歩みだしました。日本橋の三越本店の7階ギャラリーで開かれている「春の院展」にも出品されています。そちらもぜひ。

  • 2016年4月 1日企業の不正発覚はこれからか?

    3月決算企業の決算発表が本格化するまで、1カ月を切った。

    監査法人の会計監査の質に対する不信がこれまでになく高まっているだけに、水面下で繰り広げられる監査法人とクライアント企業の適正意見を巡る攻防は我われの想像以上に激しいのかもしれない。監査法人に不正会計の内部告発が寄せられているとの話さえ仄聞するから、株式市場での波乱要因として警戒感が広がる場面もあるかもしれない。