阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2015年11月30日河野太郎は「内部告発者保護」法改正にハッパかけよ

    「公益通報者保護法」が改正される公算がようやく高まっているそうだ。

    労働者保護と消費者保護の両面を持つこの法律は「内部告発者保護法」とも呼ばれ、2006年4月の施行から5年後に見直されるはずだった。しかし経済界から「改正するなら、その前提となる基礎情報を収集すべし」との声が出たことから、法改正は店ざらしにされている。

    「内部告発」を密告と断じるムラ社会の論理がまだ罷り通っているからだが、大手町の経団連会館でかしずかれている“小物会長”榊原定征氏ら会社人間財界人たちのアナクロニズムだろう。

  • 2015年11月19日長田美穂さんを悼む

    ご家族の方から会社に電話があり、遅ればせながら彼女の訃報を聞いた。

    48歳、末期ガンで余命数年と聞いていたが、10月19日に亡くなられたことを知った。かつては日本経済新聞の同僚女性記者であり、退社してフリーランスになった時期も同じころ(私は98年、彼女は99年)だったから、紛れもない戦友である。

    5年前にシアトルに留学して大学に通いながら、心に傷を負った女性を取材して本にしようとしていた。取材の都合上、記者の名刺が必要なので、頼まれてFACTAの名義上の特派員となっていただいた。当時からガンを自覚していて少し寂しそうな笑顔だったが、決然とした表情を浮かべていて、新しい取材の冒険に挑む彼女がまぶしかった。