阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2015年3月30日オリンパス、後ろから飛んでくる弾

    オリンパスの主力製品といえば、胃カメラなどの内視鏡である。世界的なシェアも高いだけに、一たびトラブルが起きると、全世界を巻き込む大事となる。

    同社製の十二指腸内視鏡が原因となり、米国の病院で抗生物質がまったく効かない「スーパー耐性菌」に感染した患者が続出しているという記事を、月刊FACTA4月号(3月20日発売)で掲載した。すでに患者がオリンパスを相手取って訴訟を起こしており、集団訴訟が起きる公算が高まっているという内容だった。

  • 2015年3月30日英訳:オリンパス内視鏡、米国で感染騒動

    4月号に掲載した「オリンパス内視鏡、米国で感染騒動」の記事について、海外からいくつか英訳のご要望をいただいたので、以下に掲載します。筆者は一連のオリンパス事件をスクープした山口義正氏です。

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    Olympus Defends Products Safety in U.S. Legal Battle

    By Yoshimasa Yamaguchi

    Olympus Corp, being sued by at least 5 U.S. patients and their families infected with deadly bacteria from its medical scopes, had been selling the product despite persistent complaints from doctors about the device’s problematic 2010 design change, an Olympus official, who asked not to be identified, said.

  • 2015年3月26日新生銀行(IR・広報)はどこまで嘘をつけるか

    3月25日、新生銀行は当麻茂樹社長(66)が6月に退き、後任に工藤英之常務執行役員(51)が就くことを発表した。弊誌は1カ月前の2月26日、当麻社長の入院の確認と社長交代の有無を問う質問状を送っている。いかに不誠実な対応だったかの事例として、同行IR・広報部とのやりとりを暴露しよう。広報ミスリードの格好の事例として。

  • 2015年3月 2日オリンパスが損失隠し指南役に手数料返還訴訟

    オリンパスが損失隠しの指南役となった金融ブローカーらを相手取って訴訟を起こしていたことがわかった。損失隠しを手助けした対価として支払った法外な手数料の返還を求めることを目的としており、オリンパスの損失隠し事件は新たな段階に移行した。

    オリンパスが訴訟を起こした相手は、英ジャイラスや、アルティスなど「国内3社」のM&Aに関わった横尾宣政被告らで、3件に分けて訴えを起こしている。請求額は横尾・羽田拓被告に計5億円、小野裕史被告に2億円、中川昭夫・佐川肇被告に計5億円。指南役らに支払われた報酬は100億円を超えるとみられ、それに比べると請求額は随分控え目に見える。