阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

2013年10月 2日 「いつかはゆかし」やっと処分勧告

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本誌4月号(3月20日発売)で批判した「いつかはゆかし」で知られるアブラハム・プライベートバンクに対し、証券取引等監視委員会が、ようやく金融庁行政処分を勧告すると報じられた。

うーむ、三歩どころか、半年も早く本誌は「『いつかはゆかし』の化けの皮」の記事で報じたのに、今ごろ当局が動くとは、ちと遅いなあ。

ネットを使った派手な宣伝で、本誌の批判にもかかわらず、ここまで生き延びたのは残念でならない。6月末で746億円の契約と豪語しているらしいが、ほんとかね。アルファ・ブロガーの「やまもといちろう」君も公開質問状を送るなどして突き上げていたが、なかなか動かない当局にこちらもハラハラしていた。

日経の報道によれば、「投資助言業は逸脱していない」とまだ言い張っているらしいが、助言のアドバイス料だけで、あの派手な広告費を賄えないのは誰が見ても分かる。英系運用会社からのキックバックがあったからで、そのからくりを見破ったのは「やまもといちろう」ブログの功績である。

アブラハムの内部資料によれば、投資好きの個人が開いているかのような複数のサイトを操って、巧妙に「いつかはゆかし」を売り込むステルスマーケティングの手法を駆使しており、金融庁はネットを使ったアブラハムのいかがわしい商法を暴いてほしい。