阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2012年12月28日キジも鳴かずば、の北尾吉孝日記

    あらら、こんなこと書いていいのかな。22日の北尾吉孝日記(ブログ)に面白い記事をみつけました。

    「召集される特別国会で(中略)自民党の安倍総裁が内閣総理大臣に選出され(中略)午後に組閣が行われ」る見通しとなっていますが、今一つ聞こえてきているのは「麻生氏、副総理・財務相に」ということで、嘗ての自民党政権である面で罰点が付けられた首相経験者が再び閣僚に就くことに、私自身少し違和感を覚えています。

    また安倍氏が「円高・デフレ克服に取り組むための閣僚を置き、経済再生担当相とする意向を固めた」とも報じられていますが、それ程大事な経済政策に関わる片一方の財務大臣が本当に麻生氏で良いのか、総理としても中途半端の状況であった人だけに如何なものか、というふうなイメージがずっと付き纏ってしまいます。

    更にもう一つ、「名前は一緒だが、新自民党と旧自民党は全く違っているなぁ~」というイメージを創り上げて行くことが今の自民党にとって大変重要なことであろうと思われ、やはり新自民党においてはその昔出てきた顔がまたというのではなく、それなりに成る程と思えるような人事をして貰わねばなりませんから、そういう観点からも麻生氏の閣僚起用について本当に良いのかと思わざるを得ないわけです。

    さすがSBIの総帥、この度胸といい、政治勘といい、まことに見上げたものです。麻生太郎氏が総理時代に、故中川昭一氏に財務相と金融相を兼任させたことをお忘れのようですね。大蔵省が財務省と金融庁に分離されている現状は不自然というのが持論だけに、安倍第二次内閣もそれを踏襲するとは北尾氏も見通せなかったのでしょうか。

  • 2012年12月26日FBIが逮捕した「オリンパス不正人脈」の裏側

    (この記事は本日ロイターに配信したものです)

    ロイターにコラムを寄稿することにしました。月刊誌「FACTA」の発行人が他の媒体のコラムを“兼業”することにどんな意味があるか、そう尋ねられる方がいらっしゃるかもしれません。FACTAは創刊以来、紙とネットの両刀づかいのメディアをめざしてきました。敵の多い調査報道は全方位で戦わなければならず、スクープ力や正確性、先見性だけでなく、その発信力も重要な武器となります。八面六臂の戦闘力をもっと強力にするためロイターと協力することにしました。ロンドン駐在時代もロイター通信社を取材したことがありますが、その歴史やロイターモニターの世界への普及など踏まえたうえで、手を組むに値する存在と考えました。メタ・フィクションがあるように、メタ・メディアがあってもいい。ロイターの取材陣の方々にも、FACTA流の潜航取材や追い詰め方、その駆け引きの一端なりを知っていただければ幸いです。

    さて、初回は「何かFACTAらしいテーマで……」と考えていたら、海の向うからニュースが飛びこんできた。「米FBI、オリンパス損失隠しに関与の台湾出身銀行幹部を逮捕」がそれである。

  • 2012年12月26日「助太刀屋助六外伝」とオリンパス

    小生は歌舞伎が好きで「だれが贔屓ですか」と聞かれたら、こう答えます。

    「恥ずかしながら市川亀治郎改メ四代目猿之助です」

    忙しいので追っかけはできないが、舞台もテレビも一応渉猟して、見る機会がある限りは見るようにしている。で、襲名以来、はじめて猿之助がコメディーの舞台劇に出ると聞いて、ル・テアトル銀座の『助太刀屋助六外伝』に行ってみた。

    今年亡くなった映画監督、岡本喜八が撮った『助太刀屋助六』の番外編という仕立てで、劇は劇でも時代劇を猿之助が演じるというのだ。これまでもシェイクスピアの『じゃじゃ馬馴らし』に出たり、NHKの大河ドラマに出たりと、いとこの市川中車(香川照之)に負けじと多彩な人だが、岡本喜八のあのハチャメチャ娯楽映画を下敷きに、どんな芝居を演ずるのかと興味津々だった。

  • 2012年12月25日アンドロイド版を公開しました

    FACTAは2011年から、iPhone版のアプリを解禁、定期購読者のうち希望者の方々に、スマートホンでFACTAの最新版から、過去のアーカイブまで見ることができるサービスを行っております。

    iPhoneに続いて、グーグルのアンドロイド版スマホ用のアプリも公開しました。これまではiPhone利用者しか、この便利なサービスをご利用していただけず、心苦しい思いをしていましたが、ようやくアンドロイド利用者にも、スマホで読めるFACTAを存分に活用していただけます。

    なお、アプリで全記事をご覧頂けるのは、iPhone版のご利用者と同じく、雑誌・検索フルコースでご契約の方(雑誌コース:13200円、雑誌・検索フルコース:14000円。ご利用には、事前にオンライン会員にご登録頂く必要があります)のみとなります。また、アンドロイドは機種が多数で、全ての端末でテストができているわけではないため、使い方に微妙な差異があるかもしれません。その点をご了承ください。

    今までアンドロイド版がないと諦めていたご購読者の方々、いまアンドロイドのスマホをお持ちで新規購読してみたいと思われる方々は、ぜひお試し頂ければ幸いです。

    FACTAアンドロイド版のインストールはこちらから

  • 2012年12月15日総選挙ヤジ馬でニコ動に出演します(16日午後8時から)

    現代ビジネスの瀬尾編集長から電話があった。

    「16日夜は空いてますか?」

    ま、どうせ選挙特番をお茶の間で見て、バンザイと涙の場面をたっぷり拝まされるのだろうと思っていたから、つい不用意に「空いてるよ」と答えてしまった。高橋洋一、長谷川幸洋、山崎元さんの3人とニコニコ動画で総選挙のヤジ馬番組をやるから出てくれという話になった。

    みなさん、おなじみの方々で、テレビでは危なすぎるとされているのでしょう(しかし第一次安倍政権では高橋氏は内閣官房に入っていたし、長谷川氏はもっとも首相に近かった記者のひとりなのだが)が、小生も危険な一人として呼ばれたのかしら。


  • 2012年12月 6日ウッドフォードが英語版「オリンパス本」を出版

    アメリカ在住の知人から、オリンパスの社長だったマイケル・ウッドフォードが、英語版の書下ろし本“Exposure: Inside the Olympus Scandal: How I Went from CEO to Whistleblower” (Portfolio, $27.95)を出版し、その長文の書評がニューヨーク・タイムズに載っているとメールで知らせてくれた。

    日本では早川書房が日本語版の『解任』を昨年出版しているが、これは編集者とのインタビューをもとにしたもので、今回はウッドフォードが自ら書いて本にした。

    評者はブライアン・バロー。1988年のRJRナビスコの買収戦を活写した『野蛮な来訪者――RJRナビスコの没落』(The Barbarian at theGate)の共著者である。80年代バブルを論じながら、これを読んでいない人がいたら、それはもぐりだと言いたいほどノンフィクションの傑作だった。