阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2012年9月27日国広総合法律事務所への公開質問状(ニイウスコー関連)

    カルパースへの公開質問状に続いて、ニイウスコーの監査法人だったトーマツに対し、07年の第三者割当増資に応じた引受先2ファンドが起こした訴訟について、原告代理人の国広総合法律事務所に対して、本来の被告はトーマツでなく、メーンバンクだった三菱東京UFJ銀行(BTMU)であり、その銀行系ファンドとみられるフェニックス・キャピタルが原告に名を連ねているのはおかしい、と問題提起するものです。

    もちろん、だからといってトーマツが免罪されるべきだと主張しているのではなく、この訴訟自体がBTMUのイチヂクの葉になっているのではないかと問いかけるものでした。カルパースに質問状を送ったことを付記しているのは、グルとしか見えないこれら日本国内の関係者に対し、海外からのチェックがありうることを示唆するものでした。

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  • 2012年9月25日カルパースへの公開質問状(ニイウスコー関連)英文添付

    しばらくブログの間があいた。さすがに英気を養う夏休みをとり、休めばたちまち取材日程が立て込んで、ブログを書いている暇がなかったからというのは言い訳がましいだろうか。

    もうひとつは事情があって、懸案の本の原稿を急ぎ書き上げる必要が出てきたからです。ちょっとその調べもので忙しいというのが本音である。

    とはいえ、あんまり沈黙していると、夏バテでくたばったかと、変に憶測する連中がいる。どうもFACTAが鬱陶しいと思っているステマ部隊が、あらぬ噂をたてそうなので、ここでアッカンベーをしてみたい。

    さて、恒例の公開質問状である。今回は「モノ言う株主」として有名な全米最大の機関投資家「カリフォルニア州職員退職年金基金」、つまりは「カルパース」のCIOとコーポレート・ガバナンス担当者に対し、本誌が前号まで3回連続で追及した三菱東京UFJ銀行とニイウスコーの問題をどう考えるのかを問いただすとともに、問題提起する質問状である。

    なんとなれば、ニイウスコーが破綻半年前に実施した第三社割当増資200億円の引受先となった2ファンドのうちのひとつにカルパースが投資していて、それが大きな損失を出しているからだ。この2ファンドはニイウスコーの監査法人だったトーマツに対し東京地裁で賠償請求訴訟を起こしているが、背後にはカルパースの強い突き上げがあったという。

    だとすれば、本誌報道でニイウスコーのメーンバンク、三菱東京UFJ銀行に対しても、その粉飾を知りながら第三者割当増資を実行させ、その際にデット・エクイティー・スワップ(債務の株式交換)を内諾しながら見送った行為を、投資家は黙認するのか、と問いかけたのである。

    9月末を回答期限としているので、それを待っている段階だが、それを広く一般に議論してもらう狙いをこめて、このブログで公開しよう。カルパースに送ったのは英文なので、日本語のほかに英文も添付した。その他に資料として送った弊誌「メガバンクの仮面」シリーズの英訳は割愛した。