阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2011年4月20日3月25日の衆財政金融委員会での一幕

    今月号に掲載した「国債『日銀引き受け』強行なら日銀執行部は全員辞任」が反響を呼んでいるとスタッフに言われた。

    先月号の「震災復興国債は『日銀直接引き受け』で」もフリー公開したところ、多くの方に読んでいただけたようだ。実は、3月25日の衆財政金融委員会で山本幸三議員が、日銀直接引受が毎年行われていると野田財務相と白川日銀総裁に質問していて、その時の答弁の一部がツイッターのまとめサイトに集約されているが、やや読みづらい部分があるので、このブログにほぼ全文を引用させていただことにした。ぜひ記事と併せてご覧いただきたい。

  • 2011年4月19日佐藤栄佐久・前福島県知事が語る「日本の原発政策」

    昨日(18日)、日本外国特派員協会で行われた佐藤栄佐久・前福島県知事の会見をYoutubeにアップしました。最新号でも、「原発への危惧が的中 天仰ぐ『冤罪』前知事」と題した佐藤氏のインタビューを掲載してますので併せてご覧ください。今後、少しずつですが動画も活用していくつもりですので、お楽しみに。

  • 2011年4月 7日手嶋龍一×阿部重夫 「福島原発」対論(下)岡崎東工大工学部長をまじえて

    ※中からの続き

    3月31日の手嶋龍一氏との対論に続いて、翌4月1日、東京工業大学に場所を移し、工学部長の岡崎健教授をまじえて今後のエネルギー・ポートフォリオをどうするかなどを伺った。岡崎教授は東工大大学院理工学研究科で機械制御システムを専攻、エネルギーに関するミクロな基礎現象の解明からマクロなエネルギーシステムまでを、熱流体工学、燃焼工学、反応工学、エネルギー工学などの研究を進めており、日本機械学会、日本エネルギー学会などから多数の賞を受賞しています。

  • 2011年4月 6日手嶋龍一×阿部重夫 「福島原発」対論(中)

    ※上からの続き

    手嶋 今回の東電福島原発の事故は、総理官邸、経産省、その外局である原子力安全・保安院、東電それぞれが抱えるシステムが2重、3重の機能不全を起こしたことで、より深刻にそして長期化してしまったといえます。原子力空母ロナルド・レーガンの例で説明しましょう。艦上で巨大な原子炉の事故が起きたと想定します。初動の防災オペレーションは、もちろん空母の責任で対処します。しかし、自分たちの応急対応の範囲を超えたと判断した段階で、その決断こそが重要なのですが、ペンタゴンの首脳陣に本格的な対応を委ねることになります。その事故が複雑で重大であると判断されれば、それを作った設計陣がやはり出てきて対応します。原子炉の中枢部分が、軍事機密だったり、企業機密の固まりであったりするからです。

    阿部 原子力技術は相当部分がアメリカの技術であって、まさに企業機密の固まりであり、国家機密の固まりです。米国製戦闘機の製造を三菱重工が受注したとしても、ブラックボックス部分があるのと同じように、原子炉にもおそらくブラックボックス部分が相当ある。東電は沸騰水型原子炉(BWR)を採用していて、メーカーはGEとウェスチングハウス(WH)。GEのパートナーは日立、WHは東芝が2006年に買収していますが、原子炉のコア技術はやはりアメリカに主導権がある。

  • 2011年4月 4日手嶋龍一×阿部重夫 「福島原発」対論(上)

    3月11日の東日本大震災と、それに続く東電福島第一原発の事故は、日本の転機になりそうです。いったい何が問題なのか、このブログ上でジャーナリスト、手嶋龍一氏と本誌編集主幹の阿部重夫が緊急で「対論」を試みました。主として巨大リスクのクライシス・マネジメントの観点から、政府と東電の対応を論じましたが、中長期的なエネルギー・ポートフォリオの問題については「下」で、東京工業大学の岡崎健工学部長にもお話を聞きました。