阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」

  • 2010年12月 6日福田善之『草莽無頼なり』のススメ

    熊本日日新聞の読書欄に書評を掲載した。11月21日掲載だからもう公開してもいいだろう。

    福田氏には能楽の観世栄夫氏の追悼記をお願いして以来、いろいろお世話になっている。この本――『草莽無頼なり』(朝日新聞出版、各2200円+税)の出版記念会にも出席させていただいた。

    私はもうしばらく歴史小説を読んでいない。仕事柄、フィクションを心ゆくまで楽しむ余裕がないからだ。が、上下2巻の本を久しぶりに読んで、コマネズミのような日常を多少は反省した。ふと記憶がよみがえって『傀儡子記』や『新猿楽記』を久しぶりにひもといてみた。福田氏の本のおかげである。